バンコクで現在35人の日本人起業家を中心に結成されている「タイ王国和僑会」(http://thaiwakyo.com/)で代表幹事を務める谷田貝良成(やたがい・よしなり)氏は1964年5月19日生まれ。1988年4月28日に日本の旅行社のツアオペレーターとしてタイに来て来年で4半世紀になる。バンコクでレストラン経営、チェンマイで日本人向け民宿なども手掛けてきたが、失敗も多く経験してきた。起業したウエルネスライフプロジェクト(タイランド)の代表取締役として、「癒しの大地であるタイ」での日本人のロングステイをこれまでの豊富な経験から支援している。谷田貝氏は旅行社勤務時代から健康には強い関心がありさまざまな知識を吸収してきた。タイは東南アジアでも最も医療機関が整った観光地であるため、タイ政府もインドに負けないメディカルツーリズム(医療観光)に力を入れており、谷田貝氏もその分野にビジネスとして関与していきたい方針。日本では普通は半年間で病院から追い出されてしまい、その後は介護保険の対象となるが、谷田貝氏はこれら日本の医療で「見捨てられた」障害者のリハビリや長期滞在といった相談にも応じている。国民の幸福度の尺度であるGNH(国民総幸福、Gross National Happiness)が高い国としてブータンが知られているが、谷田貝氏はGNH研究所の研究員としても活動している(http://www.gnh-study.com)。