中国・アジアの工場進出情報

2012.4.15 Vol.24 No.7
産業アナライズ<環境>
天津エコシティ、モデル構築で全土展開目指す
拘束性指標21項目策定、日系環境産業・技術導入に期待

 中国・シンガポール両政府直轄による「中新天津エコシティ」の開発が本格化している。「実行可能・移転可能・拡張可能」の3つのキーワードのもと、中国初となる「環境モデル都市」の構築を目指しており、開発に係わる環境指標を策定している点が国内他エコシティと異なる点だ。中国とシンガポールの両政府が承認した上で評価され、他地域へのパッケージ展開を視野に入れている。同計画にはスマートコミュニティ分野で日立製作所と日本総合研究所、三菱重工業の3社がFSを行うとともに、日立製作所は省エネ技術の開発支援とマンション向けエネルギーマネジメントシステム導入で合意している。一方、環境指標の詳細はこれから検討に入る予定で、事業主体の「中国-シンガポール天津エコシティ投資開発会社」(SSTEC)では、「優れた環境技術を有する日系企業の進出を強く希望している」と期待を寄せている。
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