中国・アジアの工場進出情報
2012.2.1 Vol.24 No.2
安積敏政のアジア経営戦略講座
=第6回=
重要性を増すアジアの「売りづくり経営」
21世紀に入り最初の10年が経過した。次の10年の2010年代に眼を据えてアジア市場を見る時、市場そのものが日本企業のマーケティングのやり方に構造的なパラダイムのシフトを求めている。このマーケティングのやり方は、機械設備のような資本財、材料などの中間財、自動車、電機、日用品といった消費財では各々異なるが、本稿では自動車、電機といった耐久消費財に焦点を当て、第5回(1月1日・15日合併号)の「アジア市場の主戦場設定」に次いで第6回の本号で「重要性を増すアジアにおける“売りづくり”経営」に言及し、次次号の第7回(3月1日号)で「アジアにおけるSCMによる“鮮度管理”」の3点をシリーズで取り上げる。
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