中国・アジアの工場進出情報

2012.1.1・15 Vol.24 No.1
特集
《韓国》化学・電子関連で大型投資/サービス業も進出加速

 2011年は日系企業による電子・化学分野の大型投資計画が相次いで発表された。投資増加の背景には、韓国市場の規模拡大や日韓企業の分業体制による世界市場での成長、米国・EUとのFTA(自由貿易協定)の恩恵(関税撤廃による輸出拡大)などが挙げられる。また東日本大震災以降に課題となっている供給網リスク、計画停電・節電に対応した事業継続対応として、地理・社会インフラ面で好条件が揃う点でも期待が高い。一方、国内景気動向は欧米の景気不透明による影響が実質GDP成長率の減速化という形で表面化。輸出拡大に結びつくといわれるウォン安も、輸入価格上昇によるインフレ圧力になる点で懸念材料となっている。しかし中国・東南アジア地域の経済発展に支えられ2012年の経済成長は底堅いと見込まれることから、日系企業の進出も増加傾向が続くだろう。
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