中国・アジアの工場進出情報

2012.1.1・15 Vol.24 No.1
産業アナライズ<自動車>
自動車産業界M&Aとアジア/その3
スズキ=VWの提携が物語るもの

 09年12月9日に発表されたスズキと独・VW(フォルクスワーゲン)の資本提携は、生産拠点も得意とする市場も重複しない「理想的な提携」とメディアから注目された。しかしスズキは、昨年9月の取締役会でVWとの提携解消を決めた。当初の目的であるVWからの技術移転に期待できないという判断からである。VW側は提携継続を求めたため、スズキは11月24日に国際仲介裁判所に対し仲裁手続きを申し立てた。VWが保有するスズキ株は19.89%、スズキが保有するVW株はその時価半額分であり、資本提携としては大きなものではない。しかし、仲裁となれば1〜2年はかかる。この間はまだ提携期間中であり、スズキにとってはVWグループ以外との戦略的な提携に踏み切れない。今後、両社の関係がどのようになるかは別として、仲裁にもつれこんだこの一件は、多くの教訓を残すことになるだろう。
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