中国・アジアの工場進出情報

2011.12.1 Vol.23 No.21
ビジネスレポート
日本のイチゴ栽培、
カット野菜の工場も稼動したOTENTOタイランド

 タイで日本式の農産品開発に取り組む日系企業がある。千葉県の農業生産者の組合である「農事組合法人和郷園」(千葉県香取市新里1020、木内博一社長、電話0478-78-5501)がその母体。木内博一社長は農業生産者の組合の法人である農事組合法人和郷園の理事とその販売会社である釜a郷の代表取締役を兼務して千葉県で美味しく安心して食べられる野菜づくりをリードしてきたが、そのビジネスモデルを千葉県以外の日本や世界に普及させたいと2007年3月にタイにOTENTOタイランド(177/5 Soi Phromphong, Sukhumvit 39 Road, Klongton Nua, Bangkok 10110)を設立した。トレーサビリティ(traceability=追跡可能性)など和郷園が日本で行っている「生産者の顔が見える」農業生産を農業大国として知られるタイで始めたもので、まず「美味しいバナナ作り」の指導から開始した。タイの研修生を千葉県に来てもらって研修してもらい、タイに戻ってからは和郷園のノウハウによる生産を始めてもらうという活動も開始している。「タイの生産者とウインウインの関係を目指したい」とOTENTOタイランド社長の真崎健治(まさき・けんじ)さんは言う。
全文(PDFファイル)全文(HTMLファイル:図表含まず)

全文閲覧はAMR購読者限定のサービスです >>> まずはAMR無料サンプルを
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved