中国・アジアの工場進出情報
2011.10.15 Vol.23 No.18
FOCUS<
日本を飛び出す企業
>
江蘇省丹陽市に日系自動車部品専用団地
組織化・一元管理で競争力強化/韓国にも日系専用団地の動き
江蘇省丹陽市に日系自動車部品・設備専用工業団地が誕生した。進出企業を1つの組織とし、共同調達や物流一元化、現地人員採用・労務管理といった間接部門を一元管理することで、コスト低減を図り競争力を高めることを目指している。相次ぐ自動車メーカーの中国進出を受け、関連する部品・設備企業も現地生産体制整備を進めている。一方で、大手企業の下請けを担う中小企業にとっては、単独進出は事業規模・資金面で難しい。今回の新工業団地は、これら課題の解決策として期待が寄せられている。ここ1、2年で日系企業の海外生産拠点設置の動きは加速し、自動車分野以外の製造業でも活発化している。加えて3月11日に発生した東日本大震災は、供給・物流面を再考する契機となった。需要地としてのアジア市場の拡大に加えBCP(事業継続計画)の観点からも、日本の近隣国である中国・韓国は重要な拠点といえる。
⇒
全文(PDFファイル)
⇒
全文(HTMLファイル:図表含まず)
ご利用に際しては会員登録が必要です
>>>
無料登録
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は
鰹d化学工業通信社
に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved