中国・アジアの工場進出情報

2011.10.1 Vol.23 No.17
バンコクレポート
タイ・インラック政権、「期待」から「失望」に
 今後の展望ない「ビジョンなきバラマキ行政」

 タイのインラック政権が誕生して1カ月が経った。7月23日の所信表明演説では2007年憲法の改正に言及し、実兄タクシン元首相の恩赦と帰国に意欲を見せた。人事面では、同元首相を支持する反独裁民主統一戦線(UCC、赤シャツ隊)幹部を政府ポストに就かせるなど、親タクシン色を打ち出している。その一方、具体的な政策は与党タイ貢献党のチームが担当しており、場当り的な大衆迎合主義のほころびが露呈し始めた。初の女性首相として注目されたが、首相としての顔が全く見えて来ない。現地日系企業に影響を与える経済政策を中心に、新政権の今後を占ってみた。
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