中国・アジアの工場進出情報
2011.8.1・15 Vol.23 No.14
FOCUS<環境>
2012年5月からインド版“RoHS規制”施行
リサイクル行政本格化の兆し/環境施策は複合的推進
インドの廃棄物処理・リサイクル政策が一歩前進した。今年5月に廃電気電子機器の管理取扱規制が施行となり、家電・OA機器などの生産者によるリサイクルシステム構築が義務づけられた。発効は2012年5月で、2年後には適応品でないと輸入もできなくなる。同規制は有害物質制限項目も含まれることから、インド版“RoHS規制”ともいわれている。中国に続きインドでも施行となり、新興国での環境政策は先進国レベルに近づきつつある。インドは「第11次計画」に基づく環境政策としてエネルギーやインフラも含め複合的に取り組んでおり、その方針は次期5カ年計画でも維持することを表明。今後の経済成長に伴い、環境面の法整備もますます加速しそうだ。
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