中国・アジアの工場進出情報

2011.8.1・15 Vol.23 No.14
FOCUS<化学>
インドの石化事情〜人口増背景に内需好調
さらなる産業活性化にはインフラ整備が必須

 インドは1991年の外貨危機を経て経済自由化路線へ転換、規制緩和や外資の積極活用を通じて経済発展を続けてきた。12億人を超える人口と、人口増加率17%という増え続ける内需、輸出率の低さなどを背景に、2008年の世界不況下でも6.7%のGDP成長率を維持。2010〜2011年は8.6%まで回復した。IT分野や自動車産業の活況など前向きな話題が多い同国だが、インフレの恒常化や、電力・交通網などインフラの整備が遅れていることなど課題も多い。石化産業にとっては、今後も着実な需要増加と旺盛な消費が見込まれる魅力的な国であり、進出・投資拡大のためにはインフラ整備の発展が重要な要素となる。
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