中国・アジアの工場進出情報

2011.6.15 Vol.23 No.11
ビジネスレポート
―― カットソーメーカーの廖社長

日系自動車向けシートの生産も開始
 バンコクの西、ナコンパトム県のナコンチャイシーに広々とした5ライ(1ライは1,600平方メートル)の敷地がある工場でカットソー(cut and sewn、ニット素材から作る衣服用生地製造)生産を行っているのが、TEAN FUREテキスタイル(天福紡針織有限公司)。社長の廖為宗(LIAO WEI TSUNG)氏は根っからの職人。同じナコンチャイシーに進出している日系下着メーカーなどに生地を供給してきたが、今年から日本の自動車のタイ組立生産で使われるシート向け生地の生産も初めて開始した。廖さんはカットソー一筋に37年の大ベテランで、丸編機の設計、修理も自らこなす。廖さんに機械に関する質問をしたところ、よくぞ聞いてくれた、という感じでいつまでたっても説明が終わらず、目を輝かせて熱心に話してくれたが、残念ながら文系の筆者には難しくてほとんど理解できなかった。サプライヤーの希望で特注のドイツ製機械を使った時期もあったが、機械のメンテはやはり廖さん自ら手がけていたという。
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