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ビジネスレポート |
日系大手向けワイヤーハーネスで成長中のMISタイランド
160人の従業員のやる気で生産性を向上、
日系大手のハートをキャッチ |
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タイのワイヤーハーネスメーカーであるMISタイランドはバンコク郊外のパトゥムタニ県にあり、バンコクからだと同県でメナム川を越えるとすぐの場所。同社は百万本といった単位の製造には関心がなく、100本、500本といった小さな受注も喜んで請け、「他社がやらない小さなボリューム、他社にできない難しいものを手がけるので利益がでます」と創業社長であるアウン氏(J Brang Aung)氏(1965年2月生まれ)。ミャンマー人のアウン社長はタイに来て苦労しながら1993年に40メートル×20メートルの小さな工場でスタート、7年前に近くの3ライ(1ライは1,600平方メートル)の土地を取得し新工場を建てた。最初の工場は現在でも倉庫として使っているという。顧客のほとんどがタイで操業する日系大手企業。ミャンマーとタイの合弁であるMISタイランドの社名は、同社を設立した1993年にタイではやっていた「マネジメント・インフォメーション・システム(MIS)」という言葉から名づけた。資本金は1,200万バーツ。160人の従業員数を増やさないで売上高増、利益増を図り、残業も減らす、「顧客に出向かずに工場に来ていただく」といったユニーク経営を貫徹している。 |
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