中国・アジアの工場進出情報

2011.5.1 Vol.23 No.8
FOCUS
中東視野にアジア進出に動く日系企業
ハラル食品市場、マレーシア中心に拡大気配

 ムスリム(イスラム教徒)を対象とするハラル市場は、その人口の多さが第一の魅力だ。世界のムスリム人口は2009年で18億人と推定され、このうちアジア地域は11億人と6割を占めている。食品・非食品、サービス分野を合計したハラル市場は2兆3,000億ドルに達しており、人口増加に比例して市場規模も拡大すると見込まれる。これまで欧米を中心とした外資企業の参入が中心だったが、近年は日系企業の関心も高まっており、関連セミナーへの出席者数も100社を超えるほど。イスラム商圏での事業展開は宗教色が強く敷居が高いとの声もあるが、国内では少子高齢化が進み大幅な内需が見込めない中で、この巨大市場を狙わない手はない。
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