中国・アジアの工場進出情報

2011.3.1 Vol.23 No.4
バンコクレポート
タイで携帯電話の「お家騒動」が続く
国が携帯各社に巨額の支払い要求

 タイで携帯電話業界を巡る「お家騒動」が続いている。国営企業TOT(旧タイ電話公社)が今年1月末に行った第3世代(3G)サービス網入札が紛糾しているほか、タクシン元首相時代の契約見直しで民間会社が巨額の賠償を請求された。また民間大手トゥルー・コーポレーションが香港ハチソン・グループの携帯電話網を買収した件については、最高検察庁が調査に乗り出した。タイでは昨年9月に予定されていた3Gの事業権入札が憲法違反だとして延期され、東部工業地帯で76件の新規投資が中断された事件に関連して「第2のマプタプト問題」として話題になったばかり。タイの通信業界の混乱は、タイへの投資信頼感にマイナスのイメージを与えている。
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