中国・アジアの工場進出情報
2011.1.15 Vol.23 No.1
ビジネスレポート
トヨタ・モーター・タイランド(TMT)棚田京一社長に聞く
今年も繁忙 タイの自動車生産「中国よりもインドとの競争が心配
タイのトヨタでは2010年12月3日に豊田章男社長が来タイしタイでの累計生産台数が500万台を突破した記念式典をバンポー工場で行った。トヨタは2009年からタイで製造しているハイブリッド車(HV)「カムリ」に続き、10年11月29日からゲートウェイ工場でHV「プリウス」をラインオフした。「プリウス」のタイでの生産は日本、中国、に次ぐ3カ国目だが、現行プリウス(3代目)では日本に次ぐ2カ国目。「現調化はステップバイステップで進めていこうと考えています。当面は金額ベースで50%達成を目指します」とトヨタ・モーター・タイランド(TMT)の棚田京一(たなだ・きょういち)社長。棚田社長は、「TMTはタイで他社と競争しているのではなく、他国とコスト競争をしているという意識を常に持ってもらいたい」と従業員に言ってまわっている。「中国ではトヨタも巨大な内需に惹かれて生産していますが、中国の労務コストが急激に上昇しているので、輸出競争力ではタイの優位が続くでしょう。心配しているのはインドとの競争です」と筆者に語った。
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