中国・アジアの工場進出情報
2010.10.1 Vol.22 No.17
ビジネスレポート
明治製作所とタイ・サミット合弁で
熱間鍛造の新工場が稼働
日本の大手金型メーカーであるオギハラを全面買収して日本でも有名になったタイ・ローカルの最大手自動車部品メーカーのタイ・サミット・グループ(TSG)が、タイで日本の自動車部品メーカーとの14件目の合弁新工場を稼働した。自動車向けに熱間精密鍛造品を製造している明治製作所(鳥取県倉吉市駄経寺町)との合弁でタイ・サミット明治フォージング(TSMF)を2009年3月16日に設立、同8月に工場建設に着工し、2010年3月から機械を搬入、2010年7月23日から量産をスタートさせている。TSMFの初代社長も兼務することになったTSGのソンポン・ジュンロングランキット社長は筆者との会見で、「当社グループ初の熱間鍛造部品製造なので大きな期待をしている」と語った。明治製作所の齋木憲久(さいき・のりひさ)社長も筆者に、「当社にとって初の海外進出で素晴らしいパートナーのTSGと組めたことは運が良かった」と喜んでいた。
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