三井造船がコンテナクレーンの海外生産体制拡充を進めている。インドでは米国子会社パセコのライセンシーである現地クレーンメーカーTIL(Tractors India Private Limited)の新工場建設に協力。将来は同社に出資し、海外向けコンテナクレーン生産拠点としての機能を同社に持たせることも視野に入れる。リーマンショック以降、コンテナ貨物の荷動きは世界的に減少傾向にあったが、2010年に入ってからは回復の兆しが見られ、ベトナムをはじめとする東南アジア諸国ではコンテナクレーン市場が活気を取り戻しつつあるようだ。