中国・アジアの工場進出情報

2010.5.1 Vol.22 No.8
ビジネスレポート
「EM」の普及で東南アジアの基地的存在になったタイ
幅広い分野の環境改善に積極活用

 日本で開発された「EM」と呼ばれる有機微生物群を農業、畜産・水産、土木・建築、河川、汚水処理などの広い分野の環境改善に応用する技術として、タイ政府の各省や機関、タイ発電公社(EGAT)、軍などが積極的に導入、普及活動を展開している。タイのプミポン国王が提唱している『足るを知る経済(セタキット・ポーピアン)』の理念を技術的に補える部分として注目されているだけでなく、タイから他の東南アジアなどに普及している。この技術は保守的な日本ではあまり普及していないが、タイの日系企業でも導入するところが増える傾向にあるなど、タイでの人気の秘密、その背景を取材した。
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