中国・アジアの工場進出情報
2010.5.1 Vol.22 No.8
産業アナライズ<化学>
カプロラクタムのアジア需給動向
2009年アジア需要12%増〜世界全体の50%強に
ナイロンの原料として使用されるカプロラクタム(CPL)の2009年アジア需要は、209万トンと前年比12%増加した。日本、米州、欧州の需要は軒並み大幅減となったが、中国の内需向けを中心にアジア地域のみ驚異的な増加をみせ、世界全体の50%強を占めるに至った。2010年はアジア地域の続伸に加え、回復が遅れていた欧州・米州でも増加が見込まれるため、2011年以降はクラッシュ以前の堅調な成長路線に戻る見通し。ただ、CPLの生産能力増強が限られているなか、2010年中にアジア地域で合計50万トン以上のナイロン重合設備が稼働するため、需給バランスは中長期的にタイト基調が続きそうだ。
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