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バンコクレポート |
日本向けキトサン製造が定着したタイのマハチャイ市 |
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タイのバンコク中心部から西へ車で約1時間、タイ湾に面してマハチャイ市(サムサコン県)という漁港で知られるかなり大きな街があり、紀文など日系の水産加工工場も多数進出している。魚のウロコからコラーゲンを製造する日系工場も数社ある。カニやエビの甲羅から、健康食など幅広い用途があるキトサンの原料のキチンを、タイで初めて製造したのがタイ・サンエス・ケミカル。同社を25年ほど前に創業した吉村雄幸氏を、本誌で以前紹介したことがあるが、同氏は5年ほど前に亡くなった。このほどマハチャイ市にタイのローカルのキトサン工場を訪問する機会があったが、故・吉村氏の工場も同氏のタイ人夫人が経営を続行し日本向け生産を続けている他、マハチャイには他に8社ほどキチン・キトサン製造工場が稼動中で内2工場が日本人の経営だった。 |
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