中国・アジアの工場進出情報

2010.3.15 Vol.22 No.5
華人企業家の夢と野望
華字紙が発信する情報
―― シンガポールの「聯合早報」の場合

 日本でもアメリカでも新聞社の経営が危険水域に近づいているといわれて久しい。新聞というビジネス・モデル、あるいは情報獲得のツールとして新聞は過去のものとなりつつある。いや既に過去のものだ、という声すら聞こえる。新聞という紙媒体の使命は終焉を迎えた、ということだろうか。だが大中華圏においては、漢字・華字による新聞ビジネスは依然として堅調だ。それというのも彼らにとっての新聞は、政治・経済・社会・文化・国際面のニュースを知るための手段だけではなく、より広い情報を獲得するための手段だからではなかろうか。
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