中国・アジアの工場進出情報
2010.3.15 Vol.22 No.5
Spotlight
工作機械受注が急回復
1月受注2.9倍、中国・韓国向け伸びる
日本工作機械工業会がまとめた1月の工作機械受注額は前年同月比2.9倍の555億円と2カ月連続で増加した。設備投資意欲が旺盛な新興国を中心に自動車や電子機器向けに受注が急増しているためだ。牽引しているのは海外向けで、同4倍の391億円と3カ月連続の増加。中国や韓国で自動車や金型加工向けにマシニングセンタなどの需要が拡大。東南アジアではハードディスク駆動装置(HDD)など電子機器向けの小型旋盤も伸びている。ちなみに国内向けも同78.9%増の164億円と2カ月連続の増加。自動車メーカーの設備投資は低調だが、電子機器や半導体関連で受注が回復している。
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