中国・アジアの工場進出情報

2010.2.15 Vol.22 No.3
企業進出スタディ
近くタイ工場を倍増、タイから中国にも進出へ
―― 中国精螺(東広島市)のタイ合弁

 タイで自動車組立メーカー各社向けにネジ(ナット)を月産5,000万個製造する中国精螺(東広島市)のタイ合弁会社であるサミット・チュウゴク・セイラ(SCS、資本金1億6,000万バーツ=約4億5千億円)は、2009年初めに受注が半減するなどのピンチから脱出、今後の需要増に対処するため近く工場スペースを倍増する増築工事に着手する。タイには1996年に進出、これまでにタイ最大の自動車部品メーカーに育ったサミット・オート・インダストリーズ・グループ(SAG、サンサーン・ジュランクン社長)の発祥の地であるサトゥプラディットの工場を借りて創業した。進出4年後の2000年にはアマタ・ナコン工業団地(チョンブリ県)に5.7ライ(1ライは1,600平方メートル)の新工場を建設して移転したが、2004年にこの工場も満杯となり、同工業団地内で従来の約3倍の18ライの新用地を取得した現工場に05年6月に移転した。それから5年後の今年(2010年)、現生産スペースは6千平方メートルだが近く3千平方メートルの増設工事に着手、今夏までの数カ月で9千平方メートルに増築する。
全文(PDFファイル)全文(HTMLファイル:図表含まず)

ご利用に際しては会員登録が必要です >>>無料登録
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved