中国・アジアの工場進出情報

2010.2.15 Vol.22 No.3
企業進出スタディ
攻めの姿勢を鮮明にする日本電産グループ
アジアで積極投資を再開

 日本電産グループが再び攻めの姿勢を見せている。積極的なM&A戦略で急成長を遂げてきた同社だが、世界規模の経済危機のあおりを受け2008年末から急激に業績が悪化。ベトナム製造拠点では「在庫を減らせと本社に命令された」顧客からの納品ストップ要請が相次ぎ、生産ラインを停止するまでに追い込まれた。また同時期に、中国向け電車車両向け電子部品事業の強化を目的にM&Aを仕掛けていた富士電機モータの買収を断念。東洋電機製造に続くM&A失敗となった。永守重信社長も「ここまで厳しい状況は経験がない」と口にするなど、同社の成長戦略は行き詰まったかに思えた。
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