中国・アジアの工場進出情報

2010.2.1 Vol.22 No.2
ビジネスレポート
IT分野でシンガポールと基盤強化する
フィリピンのアヤラ

 フィリピン最大財閥のアヤラ・グループがソフト開発などのIT企業として1988年に設立したアヤラ・システムズ・テクノロジーズ社(本社マニラ、Ayala Systems Technology,Inc=ASTI)は2009年11月、シンガポール政府系投資会社のテマセク・ホールディング社が保有するシンガポールの政府系通信会社シンガポールテレコム=シンテル(SINGTEL)社の100%子会社であるNCS社(National Computer Systems)がASTIの株式を買い増したことで、シンガポールとフィリピンのほぼ折半出資の会社となった。ビジネスのグローバリゼーションが進む中、ASTIでは親会社のアヤラ・グループだけでなくシンテルのネットワークも駆使したグローバルな活動を開始した。
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