|
特集 |
2009年を振り返る
今年も中国とインドが主戦場に |
|
2009年は中国市場の強さばかりがクローズアップされた1年となった。欧米向け輸出の急落を受け上半期は低調に推移したものの4兆元(54兆4,000億円)の資金投入に代表される刺激策により、世界規模で景気縮小が続くなか金融危機の影響からいち早く脱出。目標としていた8%を上回る成長を達成した。中国政府が輸出重視から、内需拡大策に政策の重点を移したことが功を奏した形だ。インドも内需重視の政策で、景気回復を果たした国に挙げられるだろう。小型自動車に対する税制優遇は、自動車業界だけでなく、製鉄、電子など広範囲に好影響を及ぼし、大方の予想を超える7%以上の成長率を示すことになった。 |
|
|