中国・アジアの工場進出情報
2009.12.1 Vol.21 No.21
事業戦略レポート
三菱ガス化学の中国メタノール合弁事業、実現せず
原料価格の高騰で採算性に疑問との結論
三菱ガス化学はこのほど、中国・重慶市で計画していた天然ガスを原料とするメタノール合弁事業を白紙撤回した。理由は、「原料価格の高騰で事業の採算性に見通しが立たないため」としている。「メタノール事業をコア事業のひとつとする」と言う三菱ガス化学だが、FS開始から5年、市場規模の大きい中国市場からの撤退は、同社にどういう影響があるのだろうか。
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