中国・アジアの工場進出情報

2009.11.1　Vol.21　No.19 産業アナライズ＜金融・証券＞ 銀行による出資が広がる中国保険市場 大手保険会社は銀行への資本参加を検討 　中国の金融市場で銀行が保険会社に出資する動きが広がっている。４大商銀行の一角を占める中国銀行が子会社を通じて中堅生保の恒安標準人寿に出資する計画を当局から承認されたほか、中堅銀行の交通銀行も中保康聯人寿の株式取得が認められた。また、中国建設銀行と北京銀行も生保会社への出資を検討しており、具体化に向けた交渉に入っている。銀行業界を監督する中国銀行業監督管理委員会は昨年１月、銀行が保険会社に対して出資することを認可した。保険会社に出資することで業容を拡大して経営基盤を強化することを目指しており、今後も保険会社への出資が進みそうだ。一方で保険業界を監督する中国保険業監督管理委員会は保険会社による銀行への出資も認めており、中国平安保険が広東省の中堅銀行に30％以内で出資することを決めた。さらに保険業界最大手の中国人寿保険も中国農業銀行への出資に意欲を見せており、今後、農業銀行の株式上場をにらんで出資交渉が本格化する見通しだ。 ⇒全文(PDFファイル) ⇒全文(HTMLファイル：図表含まず) ご利用に際しては会員登録が必要です >>>無料登録

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