インドネシアの首都ジャカルタで7月17日に発生した「米系ホテル同時自爆テロ」(自爆犯2人を含む9人死亡、50人以上負傷)に関する同国内外の報道では、首謀者とされるノルディン・モハメド・トップ容疑者は、広域テロ組織「ジュマー・イスラミア(JI)」の「強硬派(武闘派)」、「分派」、「離脱派」のリーダー、または「JI元幹部」など様々な肩書きで言及されている。そうした混乱は、総括的に「JI」と呼ばれる組織の実態、および「JI」とノルディン容疑者の集団がどのような関係にあるのかが不明瞭なことから生じている。 |