中国・アジアの工場進出情報
2009.6.15 Vol.21 No.11
産業アナライズ<金融・証券>
世界的な金融危機で存在感高まるイスラム金融
インドネシアが関連法整備で誘致活動を展開
世界同時不況で金融市場が大きく混乱する中で、イスラム金融の存在感が一段と高まっている。イスラム教のシャリーア(イスラム法)に抵触しないように設計された金融商品やサービスを取引するイスラム金融は、戒律で禁じられている金利の発生を避けるほか、豚肉やアルコールなどに関する取引や企業を除外する仕組みだ。イスラム金融はイスラム教の普及・発展のために30年ほど前に本格的に誕生し、今ではイスラム法に沿って発行される債券(スクーク)の発行額も順調に伸びている。いち早くイスラム金融の取り込みを進めてきたマレーシアでは、すでに17のイスラム専門銀行が設立されている。これに対抗し、2億人のイスラム人口を抱えるインドネシアもイスラム銀行法を制定するなど包括的な市場育成を講じてイスラム金融の取り込みに躍起となっている。
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