中国・アジアの工場進出情報

2009.5.15 Vol.21 No.9
ビジネスレポート
一部しか知られていないカンボジアの投資環境

 カンボジア、ラオス、ベトナムのイニシャルから「CLV」と呼ばれているインドシナの3カ国について、日本政府は外交上の重点地域に位置づけている。近年、世界最貧国のひとつだったラオスが鉱物資源や水力ダム発電でタイへ輸出が拡大していることなどを背景にGDP(国内総生産)が急上昇を開始、ベトナムも世界金融危機下ながら今年も6%以上の経済成長が見込まれている。しかしこの2カ国に挟まれたカンボジアでは、同国最大の産業である縫製業の輸出先である欧米向けの大幅減、韓国企業による30階、40階の高層ビル建築がウォン安などの影響で中断、観光客も激減といった状況から、世界銀行ではカンボジアの09年経済成長をマイナス1%に見込んでいる(4月に発表)。しかしチャイナプラスワンなどの投資先としてカンボジア投資を検討する日系企業は依然として多い。その落差を現地で探った。
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