中国・アジアの工場進出情報

2009.4.15 Vol.21 No.7
産業アナライズ<自動車>
当面の目標は「ドイツ車並み」
中国独立系自動車メーカーのエンジン開発

 中国での今年第1四半期(1〜3月)の自動車販売台数(速報ベース)は約260万台となり、米国の220万台を上回った。米国は前年同期比38%の大幅減だったが中国は堅調だった。第1四半期のペースを維持できれば暦年で1,000万台に到達する。世界同時不況の嵐が吹き荒れる中で中国自動車市場は手堅い売れ行きである。中でもエンジン排気量1600cc未満の乗用車に対する税制優遇措置が実施されたもとで小型車の売れ行きがいい。上海VW、上海GM、東風日産といった外資合弁組の販売が好調であるほか、奇瑞汽車や吉利汽車といった独立系も新型車を中心に実績を伸ばしている。1600cc以下クラスは今後しばらく中国自動車市場の牽引役を果たしそうだ。独立系各社は1200〜1600ccクラスのエンジン開発に力を入れると言う。
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