このほど数年ぶりにフィリピンの元米軍基地で経済開発が進むスービック基地、クラーク基地を訪問したが、スービック基地でかつて元気だった台湾企業が消え、代わりに韓国が中心的な存在感を示している。なかでも韓進重工業が総額16億ドル(約1,600億円)を投資した造船所が目を引く。08年には日本の援助で完成した『中部ルソン高速道路』がスービック基地と約50キロ離れているクラーク米軍基地とを「連結」した。スービック基地内にやはり日本の援助で新コンテナターミナルも完成したため、「これらの新インフラで外資の投資が増える」と、外資受入窓口であるスービック湾地区開発庁(SBMA)とクラーク開発社(CDC)では期待していた。 |