来る7月に予定されているインドネシア大統領選挙は、現職のユドヨノ候補と野党・闘争民主党総裁のメガワティ候補(前大統領)との事実上の一騎打ちになる公算が強くなった。年初からの各種世論調査ではユドヨノ氏が大きくリードしているが、実際の大統領選挙においては、4月の議会選挙で決まる各政党の国会議席配分とそれに伴い各大統領候補が誰を副大統領候補に選ぶのかによって有権者の投票パターンはかなり異なってくる。その点で注目されるのが、議会第1党・ゴルカル党の総裁でありながら大統領候補としての人気は"泡沫"並みに甘んじているカラ副大統領の去就である。
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