フィリピンでIT(情報技術)関連事業を構築する外資が増えているが、日本ではインドや中国などに比べるとフィリピン情報が不足している。フィリピン・ソフトウエア産業協会(PSIA)によると、フィリピンのソフトウエア開発サービスの取引価格は中国と同程度で、日本のコストを100とすれば、韓国が70、インド60、フィリピンと中国が40、ベトナムは30の現状にあるという。フィリピン貿易産業省(DTI)のE・フェルナンデス(ELMER C. HERNANDEZ)次官は、「世界不況の今はフィリピンにとってチャンス。コスト削減を迫られる世界の企業がBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を考える中で、フィリピンはリーズナブルなコストでこのサービスが提供できるからだ」と語った。
|