自動車販売不振の米国を抜いて、ことし1月は中国が単月ベースで「世界一」になった。09年の市場予測は前年比5%増。世界中がマイナス予測をする中にあって、中国は強気だ。その背景には政府の自動車振興策がある。中国での報道によると、中国政府は自動車普及が進んでいない農村部向けに「購入補助」を行うほか、1600cc以下の小排気量車についても取得税の減免などを行う方針だという。自動車振興策については昨年から「大規模な政府支援付き」とウワサされていたが、日系自動車メーカー各社は中国での事業展開に安価な量販小型車を加える展開を準備している。また、中国政府は自動車分野での化石燃料使用を抑えるためEV(電気自動車)やHEV(混合動力電気自動車)の開発を奨励しており、この面では日系企業への期待が大きい。中国に向けた「次の一手」の商品に関する情報をまとめてみる。
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