アメリカ発の金融危機が世界経済を直撃する中で、インドの2008年度(2008年4月〜2009年3月)のGDP成長率は最終的には7.1%となる見込みだ。2005年から3年連続で9%を超えた2005〜2007年度に比べると減速感は否めないが、それでも大きく落ち込む国が多い中で7%を上回る成長を果たせるのは、インド経済の底堅さを示している。外国直接投資(FDI)も、現時点で判明している2008年4〜11月(8カ月間)は対前年同期比45%増の233億米ドルとなっている。そういう中で、日本企業は日本本社の業績悪化を受ける形で、海外投資計画にかなりの影響が出ており、比較的ダメージの低いインドでも生産・販売計画を修正するケースが出ている。 |