韓国の自動車メーカーで中国国営・上海汽車集団傘下にある双龍(サンヨン)自動車がソウル中央地方裁判所に法定管理を申請したと発表した。法定管理は日本の会社更生法に相当するものであり、双龍は韓国政府の管理下での再建をめざす。かつて97年に大宇グループに買収され、その大宇が2000年に経営破綻したときも双龍は政府管理下に置かれた。今回が2度目である。メディアは「双龍はSUVと高級セダンが中心であり、いま売れ筋の小型車を持たない」と破綻の理由を報じていたが、双龍の現在のオーナーである中国国営の上海汽車は双龍支援をすでに断念している。 |