JETROヤンゴンがまとめた数字では、ミャンマーの2007年度の輸出は約64億ドルでその39%を占める最大の輸出品目がタイ向けの天然ガス。2位の豆類輸出は10%程度に過ぎない。07年度の輸入は約33億ドルと大幅な出超。97年にマウン・エー副議長がトップに君臨するトレードカウンシル(TC)ができた。TCの現在のトップはティン・アウン・ミントオ第1書記だが、各省庁よりも上位の貿易政策決定機関として貿易を厳しく制限している。日系の繊維関連などのミャンマー投資は委託加工生産(CMP)形態がほとんどだが、委託加工賃が前もって振り込まれていなければ輸出できないし、輸出総額の10%を輸出税として払う。ミャンマー産品の輸出も大幅に制限されているなど貿易規制が続いている。ミャンマーの貿易業者は「どんな政権でも構わないが、経済の安定化を図って欲しい」と期待していた。 |