中国・アジアの工場進出情報
2008.12.15 Vol.20 No.22
トピックス
トヨタ、ニコン、旭硝子がタイで人員削減
ソムチャイ政権崩壊でも政治混乱は終息せず
タイの反タクシン元首相派の市民団体・民主主義市民連合(PAD)が11月25日、空の玄関である新バンコク(スワンナプーム)空港を占拠し、タイ経済への影響が心配されている。12月2日に選挙違反により与党3党の解党が決定、PADは3日に2空港および首相府から撤退した。しかし、タイ経済への影響は甚大で、スチャート財務相代行は2009年の経済成長率がゼロになり、97年のバーツ危機後では最悪になる可能性を指摘した。米ゼネラル・モーターズ(GM)に続いてトヨタ自動車が人員削減を決定、さらにエコカー計画を延期することを示唆した。大手日系企業ではニコンや旭硝子も減産のため人員削減を決めた。
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