中国・アジアの工場進出情報
2026.10.15 Vol.38 No.18
産業アナライズ<化学>
アジアのフェノール需給動向
低成長も新増設止まず供給過剰継続/地産地消へ
フェノール需要の低成長が続いているが、新プラントの立ち上がりにより供給過剰も継続している。2026年度はGDP成長見合いで需要回復が見込まれるものの、ホルムズ海峡封鎖による影響で経済成長に下押し圧力が掛かる公算が大きく、影響の度合いも含めて不透明感が強い。一方、供給面では中国で3件、インドで1件の新増設が予定されており、さらなる余剰感の増大は必至。すでに世界最大の需要地だった中国は出超ポジションに転じ、残る唯一の輸出仕向け地であるインドでも内製化が進んでいくなかで、フェノールの世界市場は地産地消化が一層加速していく見通しだ。
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