中国・アジアの工場進出情報

2026.5.1 Vol.38 No.8
産業アナライズ<化学>
湾岸危機下のサウジ石化産業
アラムコ系は大幅減益に拍車/イランも大打撃

 米国・イスラエル連合によるイラン攻撃が2026年2月28日に始まって以降、ペルシャ湾岸諸国のインフラや種々のプラント群もミサイル攻撃による損壊が広がっている。たとえ(一時)停戦交渉が進められても被災プラントの修復工事は直ぐには取り掛かれない。仮に安全が保証されたとして、修復の優先順位は発電所や港湾、橋梁、道路などのインフラ設備が先だろうし、石油やガスなどのエネルギー施設が修復されない限り、石油化学プラントは被災していなくても本格稼働できない。2025年の事業業績が大幅な減益となったサウジアラビアのアラムコと傘下企業の2026年業績の一層の悪化は必至だ。イラン側のエネルギー・インフラ、石化関連プラントも甚大な被害を受けた。今後数年では修復できないと見受けられるプラント群の被害状況もみておく。
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