中国・アジアの工場進出情報
2025.6.15 Vol.39 No.11
トピックス
日本企業はトランプ関税の影響をどう見るか
価格転嫁を決めた企業も/景気影響が最大の懸念
多くの日本企業が、トランプ関税の影響を見極める作業を急いでいる。だが、現時点で明白になっているのは、10%のベース関税、完成車と自動車部品に対する25%の追加関税、カナダ・メキシコからの輸入品に対する25%の追加関税、鉄鋼・アルミに対する50%の追加関税といった、直接的な影響のみ。今後の展望は依然として不透明なままで、日替わりのように新たな情報が出てくる状況に、各社とも苦慮しているのが正直なところだ。加えて、直接的な影響は試算できても、為替の変動や景気動向などの間接的影響は把握しようもないため、2026年3月期業績見通しについて公表を見送る企業も相次いだ。
⇒
全文(PDFファイル)
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は
鰹d化学工業通信社
に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved