中国・アジアの工場進出情報
2025.6.15 Vol.39 No.11
産業アナライズ<鉄鋼・金属>
鉄鋼・金属7社、タイの事業基盤を強化
25年にアドバネクスとMMCの新工場が稼働
日系の鉄鋼・金属7社がタイの事業基盤を強化している。同国では、自動車、エレクトロニクスを中心に製造業が集積しているうえ、日系企業も多数進出しており、今後も需要の大幅な拡大が見込まれるためで、2024年にはトーカロが溶射加工会社を完全子会社化したほか、ファインシンターが粉末冶金製品工場の稼働を開始した。また、2025年にはJFEスチールが電気亜鉛めっき鋼板と冷延鋼板の製造・販売子会社を統合したほか、アドバネクスが精密ばね工場、三菱マテリアル傘下のMMCリョウテックが鉱山・土木用工具工場を立ち上げる。さらに、日本製鉄は2024年度から2026年度までの3年間で電炉子会社2社に15億バーツを投入するほか、2027年にブリキ鋼板の生産能力を増強する。このほか、大和工業が電炉・圧延設備の更新を計画している。
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