中国・アジアの工場進出情報

2025.5.1 Vol.39 No.8
企業進出スタディ
フジ日本、タイ事業を強化
アユタヤ県に新工場

 フジ日本は、2024年度に策定した長期ビジョン「NEXT VISION 2040」で海外事業の推進、新規事業領域の拡大、持続的成長を実現する積極投資、組織改革と人的資本経営、企業価値向上に向けた資本政策を重点テーマに掲げている。なかでも海外事業については、タイ、周辺ASEANを皮切りに、北米/豪州の先進国への販売進出を本格化し、海外経常利益比率を2023年度の9%から2040年度に40%以上へ引き上げる方針。その第一弾となる「CHANGE 2028」では、ASEANでの事業拡大、フードサイエンス領域の事業創出、M&Aを軸とした成長投資により海外経常利益比率を2028年度に20%まで高める。すでに3つの事業会社が稼働しているタイでは、2024年に機能性素材事業会社を完全子会社化したのに続き、2025年にはキャッサバでん粉事業を開始する。また、2027年にはアユタヤ県法人の第2工場を立ち上げる。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved