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産業アナライズ<自動車> |
EUの自動車規制がもたらす闇・2
「暑い国のことは知らない」冷媒規制 |
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カーエアコンに使われている冷媒がEU(欧州連合)の規制シケジュールに入っている。現在のR1234yfはPFAS(ペルフルオロアルキ化合物)規制でいずれ使えなくなる。代替候補に上がっているのはプロパンとCO2(二酸化炭素)だ。両方とも入手は容易でありR1234yfよりコストも低い。しかしEUはR1234yf廃止の具体的なスケジュールを示していない。そのためエアコンのコンプレッサーや熱交換器など空調関連の機器を開発しているサプライヤー(部品メーカー)は苛立ちを見せる。そのうえCO2冷媒は「極めて使い勝手が悪い」と言う。日本や東南アジア、インド、中東といった夏場の気温が高い地域では「冷房能力が足りなくなる」ことが懸念されている。
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