ASEAN傘下機関で、地域のエネルギー戦略策定に関する提言活動などを手掛けるASEANエネルギーセンター(ASEAN Energy Centre)は、今年の秋に第8次のエネルギーに関する見通し「8th ASEAN Energy Outlook」(AE08)を策定し公表した。カーボンニュートラル達成に向けASEAN各国でも再生可能エネルギーの導入が進められている一方で、ASEANが目指す2025年の再エネ導入目標と現状値には未だにギャップが存在するとAEO8では指摘する。日本企業は各国で再エネによる発電、また移動体向けの脱炭素燃料の生産事業化などに向けた取り組みを進めており、こうした展開のさらなる加速により、ASEANやそれぞれの国が目指す脱炭素化の達成支援を引き続き行っていくことが求められ、また期待される。