中国・アジアの工場進出情報

2024.5.15 Vol.36 No.9
政界人脈
ASEAN加盟10カ国の保健相:プロフィール
パンデミック以後は安全保障上の重要閣僚に

 新型コロナウイルス・パンデミック以降に、国家安全保障において軍事、外交、経済などの分野に加えて「保健」が国家の存亡にかかわる死活的な分野であることが改めて認識されるようになった。東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国においても、各国独自のパンデミック対策を実施する中で実務の中心的な役割を担ったのが当該国の保健相だった。ポスト・パンデミックに入って、加盟10カ国間や日本を含む対話国との間でのパンデミック対策での経験・知見の交換や緊急時の連携などを協議するASEAN保健大臣会合(AHMM)の重要性も高まっている。今年は6月10−14日に第16回AHMMと第10回AHMM+3(日中韓)などの関連会合がラオスのルアンプラバンで開催されることになっている。
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