中国・アジアの工場進出情報

2023.10.1 Vol.35 No.17
産業アナライズ<再生可能エネルギー>
JCM設備補助でフィリピンでの3案件が採択
洋上風力開発へは新たな大統領令発令

 公益財団法人地球環境センターは、同センターが公募・採択業務の執行団体を担う環境省の「二国間クレジット制度(JCM、Joint Crediting Mechanism)資金支援事業のうち設備補助事業」において、2023年度の第1次公募分の採択結果を今年8月に公表した。今回採択されたのは4件で、うち3件がアジアでの事業となるフィリピンでの案件、残り1件はメキシコでの事業だった。フィリピン政府では、2040年までに再生可能エネルギーによる発電量の割合を50%まで高めることなどを目標に掲げるほか、洋上風力の開発に向けた新たな大統領令も発令されており、同国政府が目指す再エネ拡大への寄与に向けて、日本企業各社による27MWの大型太陽光発電事業などのプロジェクトが新たに採択された。
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