中国・アジアの工場進出情報

2023.9.1 Vol.35 No.15
産業アナライズ<鉄鋼・金属>
刃物・工具メーカー5社、アジア展開を加速
中国・ベトナム・タイ・インドの製販体制を強化

 日本の刃物・工具メーカー5社がアジア展開を加速している。人件費の安いアジアで生産体制を強化し、価格競争力を強化するほか、現地の需要拡大を睨み、兼房はベトナムでコールドソー、天龍製鋸は遼寧省とタイでチップソー工場、東洋刃物は浙江省で情報産業用刃物の製造・販売拠点を立ち上げるとともに、旭ダイヤモンド工業はベトナムとインドでダイヤモンド工具、CBN(超高圧焼結体)工具、住友電気工業はインドで超硬工具の販売体制を強化する。また、牧野フライス製作所はインド、日新電機はベトナム、ニデックマシンツールは浙江省で工具関連事業を強化している。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved